西きいちご農園とは

1.農園主プロフィール

元々農家の長男として生まれ、東京で大手損害保険会社に勤務後、税理士事務所を開業。約20年間、多くの法人・個人のサポートを行いました。80歳を迎えるにあたり、故郷の戸隠高原に戻り、念願の「ふるさと創生」を目指して実家の畑でブラックベリーとラズベリーの栽培を始めました。現在、4年目となり、今年は栽培面積を700坪に拡大予定です。

2.栽培のきっかけ

姉の嫁ぎ先で食べたブラックベリーの美味しさに感動し、「これを栽培しよう!」と思ったのが始まりです。少しずつ作付面積を広げながら、朝早くから作業に励み、今ではたくさんの果実を収穫できるようになりました。

その美味しさは評判となり、戸隠の「鏡池どんぐりハウス」さんの人気メニュー「ブラックベリースムージー」に使用されるほど。さらに、飯綱町の「サンクゼールレストラン」さんでは、肉料理のソースにも採用されています。

最近では、摘み取り体験のお客様も増えており、特にお子様連れに好評。今年は、近くのキャンプ場「エターナルストーリー」さんからの体験者増加も期待しています。

3.ジャム作りと販売について

ジャム作りを勧めてくれる方がいたこと、そして信濃町の「ファミリーファーム」さんが当農園の木イチゴを使ったジャム製造を引き受けてくださったことをきっかけに、本格的なジャム作りを始めました。

北海道産の甜菜グラニュー糖のみを使用し、ペクチンなどの添加物を一切加えないことで、香り高く自然な味わいを実現。その品質の高さが評価され、「鏡池どんぐりハウス」さんでの試食販売では予想を超える売れ行きを記録し、多くのお客様にご好評をいただきました。その後、お土産として購入されたお客様から全国各地(京都・横浜・埼玉など)からの注文が寄せられ、さらに自信を深めました。

また、長野市および総理府の支援を受け、ふるさと納税の返礼品として登録。今後のネット販売も視野に入れ、ホームページを立ち上げました。

4.今後の展開

戸隠高原では農家の高齢化が進み、地域の農業存続が課題となっています。蕎麦栽培が盛んな地域ですが、新たな魅力的な作物の産業化も求められています。

西きいちご農園では、木イチゴの栽培とジャムの販売に力を入れ、地域の活性化に貢献していきたいと考えています。さらに、将来的には木イチゴを使ったクラフトビールの製造・販売にも挑戦してみたいと思います。

これからも、多くの方に喜ばれる商品作りを目指して取り組んでまいりますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

最新の農業日記はこちらをご覧ください☟